ちゃちゃさんの作品

約束の地 〜エアリス編〜




  1



明日。

わたし達は『古代種の神殿』に行く。

・・・・わたしにはわかる。
あそこに行けば、きっと何をすればいいか、わかるはず。

・・・・みんなが、呼んでる気がする・・・・。




ずっと、ずっと、心のどこかで思い続けてきた。

わたしは何をすればいいのだろう?


エルミナかあさんは、
「人とは違う力なんて、おまえを不幸にするだけだ」って。
そう言って心配してくれたけど。

逃げているだけでは、
わたしはたぶん・・・・ううん、きっと、後悔する。

だから、ここまできた。
クラウド達といっしょに。



でも・・・・ちょっとだけ、こわい、
・・・・かな?




ケットシーの手配してくれたホテルのベッドは、ふかふかで、
とっても気持ちよかったけど・・

・・・・眠れないや・・・・。

隣のベッドではティファがぐっすり眠ってる。
・・・・疲れているのね。


・・・・きめた。

遊びにいっちゃおう。クラウドを誘って。

ごめんね、ティファ。
今だけ、ぬけがけ、許してね。

なぜかわからないけど、
どうしても、今夜、クラウドに会っておきたいの。



   2



 「クラウド、起きてる?」

 「ん?」

 「エヘヘ!」

 「どうしたんだ?」

 「デート、しない?」

 「はぁ?」

 「デ・ー・ト! したことないの?」

 「正式には、ない」

 「う〜〜ん、不幸な青年、ね。
  まぁ、いいわ。さ、いきましょ」

 「お、おい」




・・・おとぎの国、ゴールドソーサー。
ここは・・・きれいではかない、夢のお城。

・・・・すこし、さびしいから、わざとはしゃいでしまおう。

ね、クラウド。いっしょにはしゃごう。


 「わあ。ゴンドラ!乗ろう乗ろう!!!」

 「(やれやれ・・・)」

 「わあ、すご〜い。
  あっ!クラウド見て。わあ、きれ〜。」

 「・・・きれいだね。」

・・・・話しておこうか、な。
今しか、話せないよね・・・・。

 「・・・はじめはね、そっくりだったから気になった。
  全然別人なんだけど、そっくり。歩きかた、手の動かしかた・・・
  あなたの中に彼を見ていた・・・。
  でも、ちがうの。いまは、ちがう・・・。
  ね、クラウド。わたし、あなたをさがしてる」

 「・・・・・・?」

 「あなたに会いたい」

 「俺はここにいる」

うんうん、わかってる・・・でも。

 「あなたに・・・会いたい」



だって、そのままじゃ、本当のあなたがかわいそう。

クラウド、ほんとはね、はじめ、何度も聞こうと思ったの。

どうして、あなたが、あの人の・・ザックスのソードを持っているのか。
どうして・・・胸が痛くなるくらい、あの人に似た仕種をするのか。

たぶん、あなたはあの人のお友達よね?
それも、うんと仲良しだったはず。

でも、あなたは本当に忘れてしまっている。

・・・ザックスのことだけじゃない。


あなたの中に
本当のあなたが閉じ込められてしまっている。

深い心の傷が、あなたを閉じ込めてしまっている・・・
それだけは・・・わかった気がするの。


いつか、そのカギを開けてね?

本当のあなたに、会えるよね?




 「ふう。きれいだったね〜〜」

 「・・・・なあ、そろそろ、眠らないと・・・」


 「うん。そうだね。
  ありがと、クラウド。いっしょに遊んでくれて」


楽しかったよ。
そんな言葉では言い尽くせないくらい、
本当に楽しかった、よ。

すっと、忘れないと思う・・・今夜のこと。

・・・・・・ありがとう。




  3



古代種の神殿。

そこは、思っていた以上に、さみしい場所だった。

 「わたし、わかる・・・感じるの・・・ただよう・・・古代種の意識。
  死んで、星とひとつになれるのに意識の力でとどまっている・・・。
  未来のため?わたしたちのため?」

 「なんて言ってる?わかるのか?」

 「不安・・・でも、よろこんでる? わたし、来たから?
  ごめんね・・・わからない。
  はやく、ねえ、中に入りたい!」


迷路のような神殿の石段をおり続けて・・・
私達は地下の部屋にたどりついた。



そこに・・・ツォンが倒れていた。

セフィロスに・・・やられたらしかった。

 「セフィロスがいるの?」

 「自分で・・・たしかめるんだな。
  くそ・・・社長は判断をあや・・・まった・・・。
  セフィロスが求めているのは、約束の地そのものなんかじゃ、ない」

まだ、神羅のことを気にするの?
ねえ、そのせいで死んじゃうのに?

・・・悲しいひと・・・。

 「泣いているのか?」

クラウドが少し驚いたように言った。

 「ツォンはタークスで敵だけど、子供の頃から知っている。
  わたし、そういう人、少ないから・・・」

ツォン・・・。

こんな状況で知り合ったんじゃなかったら、
わたし達は友だちになれたかもしれなかったのに。



 「・・・気持ちはわかるけど、いそごう。
  セフィロスが来ているとなると、なにが起こるかわからない」

 「うん。わかってる・・・」



・・・そして、さらに奥へ進んで。

わたしは、ようやく出会うことができた。
・・・古代種の精神体に。

 「なにか・・・言いたがってる。ごめんね。わからないの。
  え?なに?・・・危険? 邪悪な・・・意識?
  えっ?見せる? 見せてくれるの?」

・・・彼等が見せてくれたものは、
壁画のある部屋にいる、ツォンとセフィロスの姿だった。

たぶん、ほんの少し前の実際の光景なんだと思う。



 「愚かなる者ども。考えたこともあるまい。
  この星のすべての精神エネルギー。
  この星のすべての知恵・・・知識・・・。
  私はすべてと同化する。
  私がすべて・・・すべては私となる」

セフィロスの言葉に、ツォンががくぜんとしている。

 「そんなことができるというのか?」

 「その方法が・・・ここに。
  お前たちには死、あるのみ」

次の瞬間、セフィロスがツォンに斬りつけて・・・。

そこで、ぷっつりと終わった。


 「見えた?」

 「見えたわ」

他のみんなにも、いまの光景は見えていたらしい。

 「壁画の部屋はどこだ?
  セフィロスが何を考えていようと、ここで終わりだ。
  俺が倒す!」




壁画の間は、そのすぐ先にあった。

古代種たちの、たくさんのメッセージが
壁画として描かれている・・・。

 「ここが壁画の間・・・」

 「どこだ?! セフィロス!」


クラウドの叫びに、まるで待っていたみたいに、
彼はその黒衣の姿をあらわした。

 「つめたいな・・・。私はいつでもおまえのそばにいる」


一瞬・・・ほんとの気温が下がったみたいな寒さを感じた。

彼の声音とまなざしの、射すような冷たさに。



セフィロス・・・あなたからは、本物の「厄災」のにおいがするわ。

そして、あなた自身の憎しみが、さらに邪悪な力を増大させている・・・。

どうして・・・なにをそんなに憎んでいるの?

誰が、あなたに、そんな憎しみをうえつけたの?


 「古代種の知のあたえるもの。私は星とひとつになるのだ。
  ・・・かあさん・・・。・・・もうすぐだよ。もうすぐ・・・。
  ひとつになれる」

 「星とひとつになるって、どうするつもり?」

 「・・・星が破壊されるほどの傷を受けたらどうなると思う?
  フフフ、どれだけ精神エネルギーが集まるだろうな。
  その中心にいるのが、私だ。
  星のすべてのエネルギーとひとつになるのだ。
  そして、私は・・・
  今は失われ、かつて人の心を支配した存在・・・、
  『神』となるのだ・・・」

 「星が破壊されるほどの傷?」

・・・・・・。

破壊されるほどの傷をうけたあと、
どれだけの命がそこに残ると思うの?

たとえ『神』になれたとしても、
あなたは永久に、誰からも愛されない神になるのよ?


永久に・・・・・・ひとりぼっちなのよ?

でも、何を言っても・・・
壊れたあなたの心には・・・とどかないのね。


 「壁画を見るがいい。最高の破壊魔法、メテオ」

 「そうはさせない!」

 「目をさませ!」

立ち向かおうとしたクラウドに
謎の言葉を残し、セフィロスは去った・・・。

そのすぐ後だった。
クラウドの様子がおかしくなったのは。

 「クックック・・・黒マテリア。
  クックック・・・メテオよぶ」

・・・クラウド・・・。

あなたの心の傷は、予想以上に深い、のね?

そして、弱ったあなたの心を、セフィロスは利用している・・・。

あなたには、まだまだ乗り越えなくちゃならないことが
たくさん、ある・・・。

でも、大丈夫だよ。クラウド。

がんばって・・・いっしょにがんばって、乗り越えようね?


 「ん?どうした?なんか変か?」

正気に返ったクラウドがわたしに聞いた。

 「・・・なんでもないから気にしないで。
  ね?ティファ、なんでもないよね?」

ティファが、クラウド以上に動揺しているのはわかったけど、
わざと、わたしはそう言った。


 「・・・逃げちゃったね、セフィロス」


とにかく、今はメテオのことを調べないと。


 「・・・何かかいてある。・・・ク・ロ・マ・・・テリア」

・・・セトラ達が教えてくれた。

黒マテリアとは、この神殿そのものだった。
究極の破壊魔法、メテオをよぶ・・・唯一のマテリア。

神殿そのものといっても、実体は小さい。
しかけを解けば、持ち出すこともできるらしいけど・・・。

でも、解いたらその人はおしつぶされちゃう・・・。

私達が悩んでいた時・・・。


 「もしもし〜〜〜。クラウドさん。
  ボクです。ケット・シーです〜」


ケット・シーが、その役をひきうけてくれるっていいだして・・・。

そうか・・・。
ケット・シーなら、からだはつくりものだから、
つぶれてしまっても、またつくりなおせるのね。

クラウドは神羅のスパイだったケットを信用できないって言ったけど、
結局、他に方法はなかった。


でも・・・いざ、ケットとお別れとなったら
・・・少し、悲しかった、な・・・。


だって、これまでいっしょに旅してきたのは
つくりものとはいえ、最初のあなたなんだもの。


ケット・シー。


ありがとう。


あなたはほんとは何者なのかしら、ね。

・・・心当たりがまるでないわけじゃないんだけど。
いいわ。話してくれるまで、知らないふりをしておくね。



  
  4




ケットシーの活躍で、黒マテリアは本当の姿をあらわした。

でも・・・こうしてしまったことが、本当によかったのかどうか。

・・・不安な思いが胸をよぎる・・・。


 「あれが、黒マテリア・・・
  これをこっちが持っているかぎり、
  セフィロスはメテオを使えないってわけだ。
  ん?俺たちは使えるのか?」

 「ダメ。今は使えない。たくさんの精神エネルギーがいるの。
  ひとりぶんくらいのエネルギーじゃ、無理。
  どこか、特別の場所なら・・・あ、『約束の地』・・・」

 「『約束の地』か!じゃ、セフィロスは・・・」

 「セフィロスはちがう・・・古代種じゃない」

 「じゃあ、みつけられないはずだな」

クラウドがそう言ったとたん、ふたたび彼は姿をあらわした。


 「・・・が、私は見つけたのだ」

 「セフィロスっ!!きさま!」

 「私は古代種以上の存在なのだ。
  ライフストリームの旅人となり、古代の知識と知恵をも手に入れた。
  ・・・そして、未来を創りだす」

 「そんなこと、させない!
  未来はあなたひとりのものじゃない!」

思わず叫んだけれど。

 「・・・どうかな?さあ、目をさませ!」


・・・さっきとおなじ言葉!
だめ!!クラウド!!聞いちゃダメ!!!!

 「だ、だまれ!」

クラウドはそう言って抵抗した。

でも・・・抵抗は・・・無駄に終わった。


・・・まるで目に見えない糸にあやつられるマリオネットのように
セフィロスに・・・黒マテリアを。



・・・黒マテリアを手にしたセフィロスは、
つめたい笑いと、凍えるような恐怖を残して姿を消した・・・。

 「クラウド!」

ティファが悲鳴のような声でクラウドを呼んだ。


 「・・・お、俺はセフィロスに黒マテリアを・・・?
  お、俺は何をしたんだ・・・エアリス、教えてくれ」

 「クラウド。・・・しっかり、ね?」


・・・
一時的でも、自分の心を支配されてしまうなんて。

恐いよね。想像するだけでも、恐い、よ。わたしも。

でも、クラウド。
クラウドはクラウドだよ?
しっかり、自分をみつめて。 ・・・お願い。


 「お、俺は、俺は何をした!!」

 「クラウド・・・。あなた、なにもしていない。
  あなたのせいじゃない」

 「俺は! 俺はーーーーっ!!」


混乱し、叫ぶクラウドを、
シドたちが力ずくで落ち着かせ・・・私達は神殿を後にした。



そうして・・・。

神殿がくずれていく様子を、離れたところから見ているときだった。



わたしは・・・わたしが行くべき場所を知った。


それは、ここにいた古代種たちの魂の、

最後のメッセージ・・・。


・・・『
忘らるる都』・・・かつての古代種たちの都・・。


 「とにかく、ゴンガガあたりまでもどって休もうぜ」

シドの言葉に、我にかえって、わたしはうなずいた。

 「うん。疲れちゃったね」

休もう。クラウド。みんな。


  

 5




・・・やっぱり、行かなくちゃならない。

・・・・・・ひとりで。


これはわたしだけにしかできないこと・・・。

セトラの生き残りである、わたしだけにしか。



話せば、みんな一緒にくると言うだろう。
もちろん、クラウドも。


でも、もしセフィロスがまた現れたら。

クラウド・・・。
あなたの心を守りたい。




恐くないと言ったら、嘘になる。

もしかしたら、わたし・・・・

ううん、考えないよ。そんなこと。



星を、守りたい。

あなたを、守りたい。

みんなを、守りたい。



セトラの使命・・・・?

違う。

わたしは、わたし自身の幸福のために、行くの。

待っていて。

きっと、また会えるから。




・・・静かな夜だった。

みんなの寝顔に別れを告げて宿をぬけだしてみると、
ゴンガガの村はすっかり寝静まっていた。


古代種の神殿から、一番近い村がここだったというのは
ただの偶然なのだろうか。

・・・だとしても
出発する前に、遠くからでもあやまっておきたい。
・・・あの人たちに。




村の奥にある一軒の民家に、わたしは足を運んだ。

ザックス・・・あなたの生まれたところ・・・。


ザックスのお父さん、お母さん。

聞こるわけじゃないけど、言わせてください。

あの時・・・おふたりに会えたのに、
本当のことが言えなくてごめんなさい。

でも、わたしも、ザックスが死ぬところを見たわけじゃないから
言えなかった・・・。

ううん、違う。
本当は口にだすことが、悲しかっただけなのかもしれない・・・。

ザックスが、どんなにわたしを力付けてくれたか、
わたしが彼を、どんなに好きだったか、
ほんとはおふたりに伝えたかったのに。

それに・・・
いつまでも待ち続けることが、どんなに辛いか、わかってたのに。

ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・。


ゆるしてください。

わたし、がんばりますから。

きっと、みんなの祈りをとどけてみせますから。




・・・・・・心の中でそう告げて。

・・・わたしはひとりで村を出た。



  6



・・・・・・『
忘らるる都』。

その場所を探す必要はなかった。

ゴンガガの村にいた時から、
セトラたちの声が聞こえつづけていたから・・・。



気がついたら、わたしは、その森にたどりついていた。


途中、車や船にのせてくれた人たちがいたのは
おぼろげに覚えているけれど、
なぜか記憶がぼんやりしている・・・。


すべてはセトラの導きだったのかもしれない。


・・・陽炎のたつ、先の見えないその森で
わたしは目的の場所が近いことを、肌で感じた。


でも、同時に、急に疲れも感じた・・・。

眠くて。とても眠くて・・・。

なぜかな・・・。

とにかく、少しだけ、休もう。


そう思った。



・・・・・・。

 (よう)

 (・・・・・・だれ?)

 (オレだよ。忘れたのかい?つれねえなあ)

 (ザックス!! ザックスなの!?)

 (
ごめんな。また会おうっていったのに
  約束、まもれなくてよ)

 (・・・うん。悲しかったよ。すごく。
  ほんとに、大好きだったんだから。
  二度と会えない、って思った時、胸がつぶれそうだったんだから。

  ・・・でも、仕方なかったんだよね?
  どうしても、守らなきゃいけない何かがあったんでしょ?)

 (・・・
ごめん

 (わたしも、いまそういう気持ちだから。わかるよ。すごく)

 (なあ、エアリス
  もういちど、あいつに話し掛けてやってくれないか)

 (・・・あいつ・・・?)


聞き返そうとして・・・

・・・目がさめた。

・・・ザックス。
彼の夢を見たのははじめてじゃなかったけど。

今のは、ほんとうに・・・そこに彼がいたような感じがした。


「あいつ」って、言ったね?ザックス。

やっぱり、友だちだったんだね。


うん。

そうだね。

もう一度、クラウドと話したい。

夢でもいい。もう一度。



そう願って、また、わたしは目を閉じた。




・・・・・・。

 (クラウド、わかる?)

 (ああ、わかるよ。さっきはすまなかったな)

 (気にしないほうがいいよ)

 (・・・そんなのムリだ)

 (そっか・・・。じゃ、思いっきり気にしちゃえば?

  セフィロスのことは、わたしにまかせて。
  そして、クラウドは自分のこと考えて。
  自分が壊れてしまわないように、ね?)

 (ここは・・・どこだ?)

 (この森は、
今は忘れられてしまった、古代種の都につづく森。
  『眠りの森』って、呼ばれているらしいよ。

  ・・・セフィロスがメテオを使うのは、時間の問題・・・。
  だから、わたし、それを防ぎに行くの。
  それはセトラの生き残りであるわたしにしかできない。
  その秘密、この先にあるの。
  ううん・・・あるはず。そう、感じるの。
  何かに、導かれている感じ・・・・・・)

 (エアリス・・・)

 (じゃ、わたし、行くね。
  ・・・・・・全部終わったら、また、ね?)

 (エアリス? エアリス!)




・・・クラウドがまだ、わたしを呼んでいるように感じたけど。

でも、わたしは目をあけて・・・

・・・行くべき方角をしっかり見つめ直した。


一生懸命、にらみつけるようにして。



でないと・・・
ちょっと泣いちゃいそうだったから。





これから行くところが、セトラの『約束の地』なのかどうか、
・・・・・・わたしにはわからない。

でも、そこでなら、わたしの祈りは届く気がする。

そこでしか届かない・・・そういう気がする。





全部終わったら、また会おう。


みんなでしあわせになろう。



星を傷つけずに生きられるような、

セトラのじゃない、わたしたち自身の『約束の地』を探そう。




いなくなってしまった人たちのためにも。

これから生まれてくるひとたちのためにも。

みんなの『約束の地』を探そう。




そのためには、どうしても、この先に行かなきゃならないの。



いってくるね。



・・・そう、すべてのはじまりのために。







fin